この冬も我が家の庭には、マンリョウの若い木が何本もたくさんの赤い実を付けています。つやつやした目立つ実は、万両という名に相応しくお目出度い雰囲気です。
でも、これは私が植えたのではありません。いつの間にかあちこちの草むらから生え出てくるのです。たぶん、小鳥たちの落とし物ではないかと思っています。
せっかくお目出度い名前なのに、万両はお正月の生け花ではあまり使われません。残念なことに実が葉の下にぶら下がっているので使いにくいのでしょう。よく鉢植えにして鑑賞されています。
お正月の生け花に使われるのはセンリョウです。万両より名前は下なのに、実が葉の上にあるので目立つお陰です。万両より背丈が高いのに庭に生えてはきません。鳥も食べないほど実がまずいのでしょうか。
損をしている万両を、実を葉っぱから切り離して、花壇に咲き始めた水仙と合わせ、一輪差しに活けてみました。寒いコーナーに置いたので、お正月まで持ちますように!
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