久しぶりの江ノ島散策

10年ぶりぐらいに、友人と江ノ島へ行きました。久しぶりの小田急線・江ノ島駅は、デザインはそのままに新しく輝いていました。橋の中ほどから右手の海の向こうを見ると、富士山は裾だけ見せて雲に隠れています。「残念ねー」と言い合いました。思ったよりも橋が長く感じられたのは、歳のせいでしょうか？

島につくと、若者たちで賑わっています。二つ目の鳥居のすぐ後ろを右に入ります。細い道が山の上まで続いていますが、石で舗装してあることに感心しました。以前は土の山道でした。左手は大木の茂る森、右手には崖の向こうに海と建物、その向こうに箱根連山、その上に富士山が見えるはずですが…裾野だけです。

商店街にぶつかって、右の階段を上ると頼朝が献上したという鳥居が立っています。くぐると江島奥津宮があります。社殿の屋根裏にかいてある八方にらみの亀の絵を拝見。そして左に曲がって、右へ行けば急な階段の下に岩が広がり岩屋に行きつきますが、私たちは左側の小さな森に入りました。若者たちが次々と行くのは、龍恋の鐘があるからです。大島が見晴らせる崖の上に鐘がぶら下がり、その周りに金網にぎっしりとプラスチックの飾りのついた鍵がかけられています。

私たちにはもう恋は関係ないので、小さな森の探索です。水仙が咲き、河津桜も花を数輪咲かせていました。寒いと思って厚着してきたのに、ここは暖かいです。春は一足早く来ているのですね。難しい字のかいてある記念碑がありましたが、読めませんでした。

ランチは、少し戻った富士山の見えるはずの新しいお店で、野菜のたくさん入ったパスタを頂きました。若い二人のやっているお店は美味しかったです。

元来た道を戻り、大鳥居をくぐり、ヨットハーバーの方へ。「とびっちょ」というしらす干しの丼やハンバーガーやソフトクリームまでが呼び込みで売られています。私はイカの丸焼きをお土産に買いました。

海を眺めて大らかな気持ちになれた日でした。