2023年3月– date –
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読感
博士の人生と植物愛が判る『草木とともに 牧野富太郎自伝』(牧野富太郎)
*4月からNHKの朝のドラマで牧野富太郎博士の物語が始まります。主演を神木龍之介が演じるので、とても楽しみです。大袈裟に言うと、私は牧野先生の孫弟子ではないかと思います。50代の10年間、月一回の植物観察歩きで指導してくださった先生が、牧野博士... -
好日
お花見もできた『お墓参り』
★すがも平和霊苑:4年前に逝った妹が眠っています。妹は独身の時期が長く、仕事をして好きなイタリア美術の研究にのめり込んで、成果を上げました。毎年、ごく親しかったお友達3人が一緒にお参りしてくれます。 桜は5分咲きで、古木の貫録を醸していました... -
読感
風変わりな司書が選んでくれる本『お探し物は図書室まで』(青山美智子)
一章「朋香」:21歳の朋香の職場は、総合スーパーの中の婦人服売り場です。田舎を脱出したくて東京の短大に入り、就職の時に30社くらい落ちて、最後に決まったのがこの会社です。けれど、お客のクレームには上手に対応できず、なんとなく勤めているだけで... -
読感
今の看護師が80年前の戦時下に行ったら・・・『晴れたらいいね』(藤岡陽子)
紗穂は24歳の看護師です。受け持ちである雪野サエの様子を診にきました。95歳、脳梗塞を起こしてもう3年も意識不明です。ところがその夜、サエの意識が戻り紗穂の腕を握ります。そのとたんに大地震が起こりました。病室が逆さになった気がして、強い吸引力... -
読感
60歳後半から70代半ばになった著者からのメッセージ『質問 老いることはいやですか?』(落合恵子)
*お正月過ぎに、青山通りから入ったところにあった「クレヨンハウス」の前を通ったら、「吉祥寺に引っ越しました」という看板が掛かっていて、がっかりしました。以前は道路から下がったところにオーガニックレストラン、2階から上は絵本の専門店があり...
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