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読感
本の行商人たちについて調べた『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』(内田洋子)
著者は時事報道に携わるベネチア在住の方。資料を探しに訪れた路地奥の古書店で、店主とその父親から数代前までの祖先はモンテレッジォという山の上の村から古本の行商に出ていたと聞きます。 その町に行ってみたくなり、町の広報活動している中年男性と若... -
読感
本好きの背中を押してくれる『読書からはじまる』 (長田弘)
私は子どもの頃から本が好きでした。本の手触りも、本を読んでいる時間もとても楽しかったです。「本ばかり読んでいて・・・」と母には小言を言われましたが。 何十年も経ってこの本に出合い、「私の味方がいた!本が好きで良かった!」と本当に嬉しかったで... -
好日
寒さの中で凜と「梅の花」&美味しい「クッキー」
まだまだ寒い日々ですが、庭の白梅が咲き始めました。今日は節分。春は間もなくでしょう。 娘は梅派ですが、私は桜派です。私の場合は小学校の校庭に立派な桜の木がありました。たぶん娘も楽しく過ごした小学校に梅があったからではないでしょうか。子ども... -
読感
憧れの店『わたしの小さな古本屋』(田中美穗)
この古本屋さんは、岡山県倉敷市の有名な大原美術館をもっと先に進んだ当たりにあるそうです。 景観保全地区にある町家で2000年から営業しています。最初は別の場所で始めたそうですが、資金100万円で21歳の若い女性が・・・偉いです! 土地柄、地元の常連さ... -
読感
毎朝の楽しみだった『また会う日まで』(池澤夏樹)
2年前の8月1日から朝日新聞朝刊で始まった小説が、今日(2022年1月31日)で終わってしまいました。毎朝、楽しみにして読んでいたので、寂しくなります。間もなく単行本になるだろうとは思いますが・・・。 主人公は実在の人物・秋吉利雄。作者の父方の祖母... -
好日
早春の花「蠟梅」と花林糖
いつもは30分散歩+買い物のところを、少し足を延ばして、大きな公園まで歩きました。 子供連れで賑わっていて、そのうえ老人たちもせっせと歩いていました。私も元気を出して、隣のお寺まで歩きました。 ちょうど蠟梅が花盛り!今年の冬は寒いのに、ちゃ... -
読感
若者の成長物語『生きるぼくら』(原田マハ)
主人公は、麻生太郎。母と2人で古いアパートに暮らす24歳、無職。朝から夜中まで働く母とは顔を合わせません。 高校2年の時、酷いいじめに遭い、中退。アルバイトもうまくいかず、家に引きこもり4年。寝ているかパソコンをいじっているか・・・。 そんなあ... -
見聞録
家族愛も歌声も風景も美しい映画『CODA』
CODAは、ろう者の親を持った健常者のことを意味する、ということを初めて知りました。 ルビーは17歳の高校生です。両親、兄共にろう者なので、幼いころから手話通訳をしています。一家は漁業で暮らしていますので、ルビーも朝の3時起床で、漁船に乗っ... -
読感
行けない旅を代行してくれる『旅屋おかえり』(原田マハ)
この本の主人公・岡本恵理子は、タレント名・丘えりか。彼女の故郷は、日本最北端の島・礼文島。私は行ったことありますが、夏の花々の美しい漁師達の島でした。恵理子の実家も父親が漁師でした。 彼女は修学旅行で東京へ行った時、芸能プロダクションの社... -
好日
初場所・15日間『お相撲』
私のお相撲好きは、両親から受け継いだもののようです。父は先代の若乃花びいき。母は千代の富士の大ファンでした。相撲に強いだけでなく、姿良し、性格良しだそうで、まるで親しい友人のような言い方でした。 私は特に贔屓にしている人はいませんが、引き...