家族愛も歌声も風景も美しい映画『CODA』

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CODA

CODAは、ろう者の親を持った健常者のことを意味する、ということを初めて知りました。

ルビーは17歳の高校生です。両親、兄共にろう者なので、幼いころから手話通訳をしています。一家は漁業で暮らしていますので、ルビーも朝の3時起床で、漁船に乗って魚を捕っています。

魚を捕りながら歌う歌声が素晴らしいと思ったら、音楽の先生にその素質を見抜かれます。コーラスの指揮をし、彼女の訓練をしてくれる先生が格好いいです。

音大に行くことを薦められますが、一家にとって、彼女の存在は欠かせません。さて、家族の犠牲になるか?自分の素質をいかすか?

コーラス歴60年の私は、主演のルビー役、エミリア・ジョーンズの伸びやかで美しい歌声に魅せられました。デゥエットを組むボーイフレンドとの歌も素敵でした。

そしてルビーの憩いの場所、切り立った石で囲まれた湖が美しいです。ここで、彼の愛を確かめる為に跳び込ませるシーンは、見事!

ルビーの歌声にしびれ、家族愛に涙した映画でした。

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