父と息子の物語『とんび』(原作:重松清)

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とんび

瀬戸内海に面した吉備市。父ヤスは、運送業の仕事に携わる力はあるけれど不器用な男。

過ぎた女房と言われる優しい妻に男の子を授かり、可愛がります。

ある日、自分の仕事場を母子に見せようと、働く運送会社の倉庫に連れて行きます。そこで幼い息子が絡めたタオルを引いたために、荷崩れが起き、息子を庇った母が亡くなります。

そこから父と子の生活が始まりますが、近所のお寺の老住職と息子夫妻、行きつけの飲み屋の女将などの助けを借りて、息子は順調に育ちます。

高校生の時、野球部で失礼な態度を取ったチームメイトの尻をバットで殴ったところを、見かけた父は強く怒って、彼の顔を殴ります。殴られた子の尻もアザができたと。そして自分の顔を殴ってアザだらけにします。納得した息子は相手の家に謝りに行きます。

東京の大学を受けたいと言う息子に納得せず、受験の間、息子はお寺に下宿することに。ところが合格通知が来ると、大喜びします。

就職した息子は、同じ職場の7歳年上、離婚して3歳の子持ちの女性と結婚の約束をして、故郷の祭の日に帰ります。なかなか納得しない父を二代目の僧侶夫妻が宥めます。

神輿を担ぐ父の後ろに飛び入りして一緒に担ぐ息子。そして海辺で義理の孫と一緒に遊びます。

父を阿部寛が熱演。やさしい母を麻生久美子、息子を北村匠海、二代目僧侶夫妻を安田顕と大島優子、飲み屋の女将を薬師丸ひろ子、息子の嫁になる女性を杏。皆、適役でした。

そして広々とした海の眺めが良かったです。

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