荒々しくなった『WEST SIDE STORY』(ウエスト・サイド・ストーリー)

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WESTSIDESTORY

若かった頃に観た傑作ミュージカル映画の、スティーブン・スピルバーグ監督による最新版です。

画面はいきなり高いビル群の壊しから入ります。灰色にすすけていく街・・・。

ニューヨークの道路一面で踊る男たち・・・そうだった、ジョージ・チャキリスが格好良かったと、蘇りました。

白人グループとプエルトリコ人グループの抗争。元リーダーで今は雑貨屋でアルバイトしているトミーとプエルトリコ人のマリア。この2人がダンスパーティーで出会い、2人とも一目惚れします。

あの有名な“TONIGHT”を歌う場面が、洗濯物のたくさんぶら下がったさびれ感のあるアパートの裏窓(?)

男たちの抗争が荒々しく、今のアメリカ?!

雑貨屋の女店主に扮するリタ・モレノが救いの女神ですが、マリアとトニーは結ばれません。

バーンスタインの音楽だけはしっかり記憶にありました。素晴らしい音楽とキレキレのダンスの数々。でも、なんてつまらない抗争をしているのでしょう。人間は愚かですね!

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