緑が濃くなってきました。庭の雑草も勢いを増しています。草取りは嫌いではないものの、腰に来るので、気をつけながらです。
この本に出合うまでは、雑草を目の敵にしていました。なんとか全滅させたいとがんばりました。
でも雑草と共存する、という考え方を学んで、雑草も見方を変えれば、それぞれ名前のある可愛い花を咲かす草だと気付きました。
我が家に多い雑草はまずドクダミ。西側のお隣との塀際にびっしり。家の中からは見えないので、放置することにしました。白い花が咲くと可憐で美しいです。
次は黄色い小さな花を咲かせるカタバミ。植木鉢の中にまで侵入してきます。でも抜きやすいです。同じ種の濃いピンクの花を咲かせるムラサキカタバミも増えてきました。きれいなので放っておくと、どんどんあちこちから出てきます。それに“要注意外来生物”だそうなので、なるべく抜きましょう。
厄介なのは、芝生の中に生えるチドメグサ。抜きにくくて苦労していたら、芝生と一緒に刈って、残ったのは緑が増えたと思えばいいそうです。
ムラサキツユクサもあちこちに伸びています。これは花が美しいので、よほど増えない限り抜きません。
外を歩いていると、足元にヒメツルソバ、道路際にナガミヒナゲシが可憐です。エノコログサ(別名、ネコジャラシ)は子供たちの人気者です。
それぞれ名前のある草花たち。眺めていると、楽しくなってきます。
人間がどんなに自然を壊しても、自然は手を伸ばしてくれます。その一番身近な存在が雑草たちだ、と著者は記しています。
ポチップ
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